虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

虚血性心疾患とは?

虚血性心疾患とは?

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)は、心臓の血管である冠動脈が狭くなったり詰まったりすることで起こる疾患です。日本人の死因として高い割合を占め、働き盛りの世代でも突然発症する可能性があります。胸の違和感や軽い痛みを感じても「ただの疲れ」「ストレスのせい」と考え、受診せずに放置している方が多いです。「まだ若いから大丈夫」「激しい運動をしていないから問題ない」と油断していることも少なくありません。

虚血性心疾患は一度発症すると、心筋の損傷により心機能が低下し、日常生活に大きな制限が生じる可能性の高い疾患です。新中野駅から徒歩3分・杉並区東高円寺・和田からも通院が便利な新中野なべよこ内科では、リスク要因の早期発見から継続的な管理まで、専門機関と連携しながら患者様をサポートしています。

虚血性心疾患の特徴・原因

特徴

虚血性心疾患は心臓の筋肉に血液を供給する冠動脈に問題が生じることで起こる疾患です。主に狭心症と心筋梗塞の2つのタイプがあり、どちらも心筋への酸素や栄養の供給が不足することで心筋が障害を受けます。重要な特徴は心筋梗塞により一度死んでしまった心筋は再生されないということです。症状が軽いうちからリスク要因を管理し、病気の進行を防ぐことが極めて重要になります。

主な原因

虚血性心疾患の主なリスク要因は動脈硬化です。患者様の多くが高血圧、糖尿病、脂質異常症のいずれかを有しており、これらが重複するとリスクが相乗的に高まります。その他の重要なリスク要因として、喫煙、家族歴、肥満、運動不足、ストレス、睡眠不足が挙げられます。また、加齢とともにリスクが上昇する傾向があります。

虚血性心疾患の症状

虚血性心疾患の典型的な症状は胸痛や胸部圧迫感ですが、必ずしも激しい痛みとは限りません。「胸が締め付けられるような感じ」「胸の奥が重苦しい」「左肩や腕にかけての痛み」「みぞおちの痛み」といった症状が現れることがあります。これらの症状は労作時に出現し、安静にすると改善することが特徴です。

心筋梗塞の急性期には、突然の激しい胸痛が長時間持続します。「胸を押しつぶされるような激痛」「冷や汗が止まらない」「吐き気や嘔吐を伴う」「意識がもうろうとする」といった状態になり、生命に関わる緊急事態となります。

虚血性心疾患では「不安定狭心症」という、安静時にも胸痛が出現したり、症状が悪化傾向にある状態があります。これは心筋梗塞に移行する可能性が高い危険な状態であり、軽視せずに早急な医療機関受診が必要です。

虚血性心疾患の検査・診断

虚血性心疾患のリスク評価には、血圧測定や血液検査、心電図検査、胸部レントゲン検査が重要です。血液検査では血糖値、コレステロール値、心筋逸脱酵素などを評価し、心電図では心筋虚血の兆候や不整脈の有無を確認します。心エコー検査により心機能や心筋の動きを評価することも可能です。

より詳細な評価が必要な場合は専門医にご紹介いたします。運動負荷心電図、心筋シンチグラフィー、冠動脈CT検査、心臓カテーテル検査など、より専門的な検査により詳しい冠動脈の状態評価と治療方針の決定を行います。

当院での治療

虚血性心疾患の予防で重要なのは動脈硬化の進行抑制です。当院では、個々の患者様のリスクレベルに応じて血圧、血糖、脂質の管理目標を設定し、生活習慣指導と薬物療法を組み合わせた治療を行います。抗血小板療法では、血栓形成を予防するための薬剤の使用も検討します。

生活指導では、心臓に負担をかけない適度な運動療法、塩分・コレステロール制限や食事療法、禁煙支援、体重管理について具体的にアドバイスし、定期的な血圧・血糖測定と服薬管理についても丁寧にサポートいたします。急性心筋梗塞や重篤な狭心症の場合は、より高度な治療が必要となるため緊急事態に対応できる機関と連携しながら患者様のサポートを行います。

日常生活での注意点

運動療法

虚血性心疾患の予防において重要な管理は適度な有酸素運動です。心臓リハビリテーションの考えに基づき、個人の体力に応じた運動強度で継続することで心機能の改善や再発予防につながります。

食事療法

食事では塩分制限とコレステロール管理を心がけ、魚や野菜を中心とした食事を摂取しましょう。飽和脂肪酸の多い食品を控え、不飽和脂肪酸などを積極的に摂取することをおすすめします。

服薬管理

処方薬の定期的な服用は虚血性心疾患の再発予防に極めて重要です。自己判断による服薬中止は危険ですので、必ず医師と相談してください。

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