糖尿病性腎症

糖尿病性腎症

糖尿病腎症とは?

糖尿病腎症とは?

糖尿病腎症は糖尿病の合併症の1つで、人工透析導入の大きな原因となっている疾患です。糖尿病患者様のなかの一定数に発症するとされ、進行すると腎不全に至り透析治療が必要となります。

糖尿病腎症は一度進行すると、腎機能の損失により元の状態への回復が難しい疾患ですが、早期からの血糖管理と適切な治療により、進行を阻止することは可能です。新中野駅から徒歩3分・杉並区東高円寺・和田からも近い新中野なべよこ内科では、早期発見から継続的な管理まで、腎臓内科医による専門診療日も設けながら、患者様をサポートしています。

糖尿病腎症の特徴・原因

特徴

糖尿病腎症は高血糖が持続することで腎臓の糸球体が損傷を受ける疾患です。段階に分かれて進行する疾患で、最終的には透析治療を要する深刻なものです。一度低下した腎機能は基本的に回復しないため、進行を止めることが治療の主な目標となります。症状が出現する前から血糖コントロールを徹底し、定期的な腎機能評価で進行を監視することが不可欠です。

主な原因

糖尿病腎症の主な原因は継続的な高血糖による腎血管の障害です。患者様の多くが長年にわたって血糖値の管理が十分でない状況が続いており、高血糖により腎臓の毛細血管が徐々に破壊されます。その他の要因として、糖尿病の罹病年数、血圧の管理状況、たんぱく質の過剰摂取、喫煙なども腎症の発症や進行に深く関わります。

糖尿病腎症の症状

糖尿病腎症の初期は症状が大きく現れないのが特徴であるため、多くの患者様が腎機能の低下に気づかないまま生活を続けてしまいます。
症状が進行すると足や顔のむくみが現れ、尿量の減少などが見られるようになります。さらに進行すると全身の倦怠感、食欲不振、息切れなどが現れ、最終的には尿毒症により生命に危険が及ぶ状態となります。

糖尿病腎症の検査・診断

糖尿病腎症では、尿検査によりたんぱく尿やアルブミン尿の有無を詳しく評価し、血液検査で腎機能の指標となるクレアチニン値やeGFRを測定します。血液検査では血糖コントロールの状態や電解質のバランスについても評価します。

より詳細な評価が必要な場合は当院の腎臓内科専門医にお繫ぎいたします。腎生検や精密な画像検査など、より専門的な検査により詳しい腎病変の評価を要する場合は連携病院へ紹介いたします。

当院での治療

糖尿病腎症の治療で重要なのは血糖管理です。当院では、個々の患者様に適したHbA1c目標値を設定し、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせた包括的な糖尿病治療を行います。腎保護作用のある降圧薬による血圧管理についても、腎機能に配慮した適切な治療を実施いたします。

生活指導では、適正なたんぱく質の摂取量の調整、塩分制限、適度な水分管理について具体的にアドバイスし、定期的な腎機能検査の必要性についても丁寧にご説明いたします。進行した腎症や透析導入が必要な場合は専門医療機関による高度な治療が必要となるため、状況に即したサポートを行います。

日常生活での注意点

血糖管理

糖尿病腎症の予防において重要なのは血糖コントロールです。HbA1cを目標値以下に維持することで、腎症の発症や進行を遅らせることができます。

食事管理

食事では適切なたんぱく質制限と塩分制限を心がけ、腎機能に応じた栄養管理を行うことが重要です。進行期においてはより専門的な食事管理により、腎臓への負担を最小限に抑える食生活をサポートいたします。

服薬管理

処方された血糖降下薬や腎機能に対する薬の継続的な服用は、糖尿病腎症の管理において極めて重要です。自己判断による服薬変更は危険ですので、服薬に関することは必ず医師の指示に従いましょう。

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