血圧が高い方へ

健康診断で「血圧が高めですね」と言われて、驚かれた方も多いのではないでしょうか。 特に体調も悪くないのに、なぜ血圧が高いのか。このまま放っておいても大丈夫なのか。様々な不安が頭をよぎることと思います。
血圧が高いという指摘は、体からの大切なサインです。新中野なべよこ内科が、皆様の健康管理をしっかりサポートいたします。健康診断で血圧の数値で引っかかり気になる方は、まずはご相談ください。
健康診断の数値の捉え方
健康診断で測った血圧の数値は、必ずしも普段の血圧を正確に反映しているとは限りません。 医療機関で測ると緊張や不安から血圧が上がる「白衣高血圧」という現象があり、実際には多くの方が経験しています。
とはいえ、健康診断で高い数値が出た方のなかには普段から血圧が高い「本当の高血圧」の方もいらっしゃいます。 大切なのは健康診断の結果をきっかけとして、自分の本当の血圧を知ることです。
日頃から家庭で血圧を測定することで、より正確な状態を把握できます。多くの方が健康診断をきっかけに適切な血圧管理を始めて、将来起こりうる病気を予防しています。
血圧が高いとどうなる?
血圧が高いということは、血管に常に強い圧力がかかり続けている状態です。 これはホースに強い水圧をかけ続けているようなもので、やがて血管が傷んだり硬くなったりして(動脈硬化)、将来的には以下のような重大な疾患につながるリスクがあります。
- 心筋梗塞、狭心症
- 脳卒中(脳梗塞、脳出血)
- 腎臓病 など
将来の健康のため、健康診断で指摘を受けたことをきっかけに今から血圧管理を始めることが非常に大切です。
今すぐ始められる対策
家庭における血圧測定のポイント
- 朝の測定:起床後1時間以内、排尿後、朝食前、服薬前
- 夜の測定:就寝前
- 測定時の注意:1~2分程度安静にしてから測定
- 記録:必ず記録して受診時に持参
日常生活で気をつけるポイント
- 味噌汁は1日1杯まで
- 麺類の汁は残す
- 醤油は「かける」より「つける」
- 加工食品を減らす
- 野菜や果物を積極的に摂る など
その他の対策 :毎日の軽い運動も血圧を下げる効果があります。エレベーターを使わず階段を使ったり1駅分歩いたりなど、日々の生活のなかでできることから始めてみることが大切です。
また、お酒の摂取量は適量にし、喫煙している人はぜひ禁煙しましょう。過度にストレスを溜めない生活も心がけてください。 これらの対策は薬を飲む以外にもできる大切な治療のひとつです。
受診の目安や準備
早めの受診が必要な場合
- 頭痛やめまい、動悸などの症状がある
- 胸の痛みや息苦しさがある など
受診の準備
- 健康診断の結果(過去のものもあれば)
- 他の病気や服薬中の薬の情報
- 家庭血圧の記録
- 家族歴の情報
- 現在の生活習慣(食事・運動・飲酒・喫煙)
- 気になる症状のメモ など
当院での診療
新中野駅から徒歩3分・杉並区東高円寺・和田からも通院が便利な新中野なべよこ内科では、まず詳しい問診と血圧測定を行い、必要に応じて主に以下の検査を実施します。
- 血液検査
- 尿検査
- 胸部レントゲン
- 心電図検査
これらの検査により、高血圧の原因や他の臓器への影響が出ていないかを確認し、お一人おひとりのライフスタイルに合わせた治療方針をご提案します。大切なのは継続できる方法を一緒に見つけることです。健康診断の結果を軽視せず、どんな些細なことでもまずはご相談ください。