睡眠時無呼吸症候群が原因で起きる病気

睡眠時無呼吸症候群が原因で起きる病気

SASの症状と全身への影響

SASの症状と全身への影響

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は「たかがいびき」では済まされない、全身に深刻な影響を与えることがある疾患です。大きないびきや寝ている時の喘ぎ、夜間頻尿、起床時の頭痛・倦怠感などの症状は、酸素不足により体が発するSOSです。

これらの症状を放置すると、高血圧や糖尿病、心疾患から脳梗塞まで、生命に関わる重篤な合併症を引き起こすリスクが高まります。新中野駅から徒歩3分・杉並区東高円寺・和田からも近い新中野なべよこ内科では睡眠時無呼吸症候群の治療を通じて、これらの合併症の予防・改善を目指しています。

夜間症状が引き起こす問題

いびき・喘ぎと酸素不足

大きないびきや寝ている時の喘ぎは、気道が狭くなり呼吸が困難になっている証拠です。この状態が続くと血中酸素濃度が低下し、体は酸素不足を補おうと交感神経を過剰に興奮させます。

一晩中この状態が繰り返されることで、血管に持続的な負担がかかり、高血圧や心疾患の発症リスクが大幅に高まります。

夜間頻尿と睡眠の質の低下

睡眠時無呼吸症候群では夜間頻尿が高頻度で現れます。無呼吸による酸素不足と血圧変動により、利尿ホルモンの分泌が増加し、夜間の尿量が増えてしまいます。

頻繁なトイレにより深い睡眠が得られず、翌日の疲労感や集中力低下につながり、QOL(生活の質)の低下を招く恐れがあります。

起床時の症状と日中への影響

起床時の頭痛・倦怠感

起床時の頭痛や倦怠感は、睡眠中の慢性的な酸素不足が原因です。脳への酸素供給が不足することで、朝から頭が重く、一日中疲労感が抜けない状態が続きます。

この状態が慢性化すると、日中の強い眠気や集中力低下を引き起こし、仕事や日常生活に深刻な支障をきたします。また、運転中の居眠りによる交通事故のリスクも大幅に増加します。

循環器疾患への進行

高血圧・心疾患のリスク

無呼吸による慢性的な酸素不足と交感神経の過剰興奮により、血圧が持続的に上昇します。心臓にも過度な負担がかかり続けるため、狭心症や心筋梗塞、心不全などの重篤な心疾患の発症リスクが健康な人の2-3倍に増加します。

脳血管疾患のリスク

血圧変動と酸素不足により脳血管にも慢性的な負担がかかり、動脈硬化が進行します。これにより脳梗塞や脳出血の発症リスクが高まり、重篤な後遺症や生命の危険につながる可能性があります。

代謝異常と生活習慣病

睡眠の質低下と慢性的な酸素不足により、インスリンの働きが悪化し糖尿病の発症・悪化リスクが高まります。また、睡眠不足は食欲調節ホルモンのバランスを崩し、肥満やメタボリックシンドロームを進行させる悪循環を生み出します。うつ病や不安障害などの精神的な問題も併発しやすく、QOL(生活の質)の低下を招くことがあります。

当院での包括的治療

睡眠時無呼吸症候群は適切な治療により、これらの合併症の予防・改善が期待できます。当院では簡易検査からCPAP療法まで一貫した診療を行い、同時に高血圧・糖尿病・心疾患などの合併症管理も実施しています。

いびきや起床時の不調でお悩みの方は、重篤な合併症に進行する前に、ぜひ一度ご相談ください。循環器専門医、また日本睡眠総合検診協会認定CPAP療法士として、皆様の健康を総合的にサポートいたします。

電話

電話

WEB予約

WEB予約

LINE予約

LINE予約

診療時間

診療時間

アクセス

アクセス